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ゼノギアス / Xenogears(ゲーム)

April 17, 2018

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ゼノギアス / Xenogears(ゲーム)

ゼノギアス / Xenogears(ゲーム)
  • 初出:1998年
  • プラットフォーム:PlayStation PlayStation Vita PlayStation3 
  • ディレクター:高橋哲哉 
  • 制作会社:スクウェア 
  • 音楽:光田康典 
  • 声優:うえだゆうじ 冬馬由美 大木民夫 根谷美智子 渡辺久美子 田中秀幸 緑川光 置鮎龍太郎 関智一 高木渉 麦人 

記事を書いた人の評価

  • 好き  : ★★★★★
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  • 万人受け: ★★
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  • 完成度 : ★★★
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作品の内容

(あらすじは長過ぎるので割愛) 他に類を見ない多数の伏線がちりばめられており、臨床心理学、パンスペルミア仮説、生物学、多くの科学用語、ニーチェ、ユング、キリスト教、ユダヤ教、社会問題、SF、映画、アニメ(特にロボットアニメ)、特撮などの様々な価値観や概念を織り交ぜた構成となっており、ストーリーにも深く関係し非常に難解なものとなっている。またプレイステーション作品でありながら、作品の難解性とは裏腹にキャラクターボイスやクオリティの高い合計30分を超えるアニメーションムービーが採用されている。

配信情報

レビュー(ネタバレなし)

この記事に続いて、レビュー(ネタバレあり)もあります。

『ゼノブレイド』という作品なら知っている方もおられるかもしれません。

『ゼノギアス』の制作陣が、『ゼノギアス』制作後、方向性の違いから当時のスクウェアを退社するも、版権はスクウェアが保持します。

『ゼノギアス』を作ったクリエイター陣はナムコ出資のもとモノリスソフトという新しい会社を立ち上げて世界観を引き継いだ『ゼノサーガ』シリーズを制作します。

しかし、『ゼノギアス』の版権をスクウェアが保持していたため、設定を版権を侵害しない形に再構築する必要があり、結果として『ゼノサーガ』は『ゼノギアス』とは似て非なる作品となっています。

本来なら『ゼノギアス』は6部構想のエピソード5に当たるはずでした。

それが、大人の都合でバラバラに解体され、その壮大な構想が失われたのが残念でなりません。

また、モノリスソフトは後に任天堂傘下となり、任天堂の意向で、よりライトゲーマー向けに調整された作品を出すよう要請を受けます。

そして、生み出されたのが『ゼノブレイド』シリーズですね。

だから、『ゼノブレイド』は『ゼノギアス』の孫みたいなもんです。

でも、全く何の関連もないと言っても良いくらい趣の異なる作品です。

というわけで、ようやくですが、『ゼノギアス』の話に入りましょう笑

『ゼノギアス』のストーリーや設定などは、これまでのゲーム史上、他の追随を許さない最高に魅力的に練られたものだと思います。

今後この作品を超えるほどに練りこまれた設定のものは、相当な開発規模でないと作られないでしょう。

なのに、完成度が星3つしかないのは、後半が開発期間不足によりただボタンを押してメッセージを送るだけの一本道サウンドノベルと化してしまったためです。

あれはあれで良いという人もいますが、私は徹底的に自由マップで遊びたかったです。

最後まで自由マップであれば、星6つはつけたい完成度でした。

後半がサウンドノベルというのは、若干のネタバレですが、それでもこの作品の良さが損なわれるものではないと私は確信しておりますので、敢えて述べさせてもらいました。

ネタバレなしにこの作品の良さを伝えることはとても難しいのですが、実際に遊んでいただいたとしても、設定の全てを理解するのは非常に難しいです。

それでも、全てが理解できなかったとしても、絶対に何かを感じとってもらえると思います。

もし、未プレイの方がいらっしゃいましたら、とにかくプレイしてみてください。

ただの「ロボットもののRPGって珍しいよね」で済むゲームではありません。

あ、言い忘れましたが、『ゼノギアス』はロボットもののRPGです。

ロボットで戦ったり生身で戦ったりします。

古い作品ですので、戦闘はコマンド方式です。

プレイ時間は、二周ほど物語をしゃぶり尽くすことを想定しますと、100時間は覚悟していただくのがよろしいかと思います笑

人を選ぶのは事実ですが、このゲームをプレイして、もし面白さを感じないとしたら、それはゲームが悪いのではありません。

あなたと感性が合わなかっただけです。

そう断言できるくらいの名作です。

ただ、古い作品なので、技術的制約は結構大きくて、表現の幅が狭いです。

美麗なグラフィックやわかりやすいユーザインターフェイスに慣れきっていますと、とっつきにくい部分もあると思います。

それでも、全てのRPGファンの皆さんに、是非、是非、一度プレイをして欲しいと心より願います。

※元が初代PlayStationなので、現状ゲームアーカイブスで遊ぶのが一番無難です。

※初代PS実機があるなら中古でディスク買うという手もありますが、いかんせん古い作品ですので、ディスクの動作不良などのリスクを考えますと、ゲームアーカイブスの方が良いでしょうね。

※ゲームアーカイブスはPS3/PSVita/PSPが対応しており、PS4は対応しておりません。

※もしこのいずれも持っておられないのでしたら、わざわざ買うとなりますと、PSPは古いですし、このためだけに買うにはPS3は高いというか据え置き機を買うならPS4を買うべきなので、PSVitaをオススメしておきます。

あ、あとこの制作チームの一部は『クロノクロス』という評価の難しい(!?)名作も生み出しています。

そちらもそのうちレビューします。

その中で、一つ、はっきり断言しておきます。

『ゼノギアス』も『クロノクロス』も、音楽が最高です。

光田さん、最高。

これは、本当です。

RPGって、プレイ中ずっと音楽を聴き続けますので、音楽が大切なのはわかりますよね。

ドラクエの音楽とか、プレイした方なら体に染み付いていると思います。

ゼノギアスの音楽は、プレイ後に聴いたら、マジに脳が震えます。

個人的には、オープニングの曲と、そして、有名な「飛翔」が大好きですが、未プレイの方へ、参考までに歌ものの楽曲をどうぞ。

サントラは、CDで買うか、デジタル版をオンライン購入もできます。

ちなみに、CDは中古でしか手に入りません。

Amazon MusicでMP3版を購入できますので、とても便利です。

MP3なら、itunesやその他自分の使用している音楽プレイヤーに同期させて取り込むのが容易です。

CD
デジタルミュージック
評価日
作品名
ゼノギアス / Xenogears
好き
51star1star1star1star1star

配信情報

レビュー(ネタバレあり)

レビュー(ネタバレあり)も是非ご覧ください。

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書いた人

J LAB(ジェイラボ)所長所長
当研究所、所長。

必要最小限の勉強しかせず、微分もできないまま東大に進学するという過去を持つ。

当研究所設立の動機を尋ねたところ、

「知性には可塑性がある」
「シナプスをつなげよ」

などと意味不明な供述を繰り返しており、具体的な動機は不明。